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  • 執筆者の写真Shinichi Takahashi

第一回EAST NINE ZINE CIRCLE終了

更新日:2018年7月29日

第一回東九条ジンサークルは7名の参加で、7つのジンができました。




この日は、ゲストファシリテーターの村上潔さんからジンの歴史やあり方をうかがいつつ、実際にジンを作ってみました。


まずはいちばん大切なセーファースペース・ポリシー。ジェンダー、セクシャリティ、障害、民族にかかわって人を傷つけるやりとりはダメ。安心できないことがあったら主催者やゲストファシリテーターに言ってね、と告知。安心って大事。


ジンの歴史は1920年代にさかのぼる「Fanzine」(ZINEはマガジンの略ではない)。音楽、映画、小説。自分の好きなジャンルについてジンをつくる文化があった。いまのジンの原型ができたのはおおよそ1970年代。そして1990年代にライオットガールらパンクのフェミニストがジンをつかい、フェミニズムジン、クィアジン、アナーキンストジンなど現在のジン文化にいたる。


さて、実作。時折村上さんに質問しながら、黙々とつくる参加者。村上さんもふくめ、7つのジンができました。村上さんのジンは、このジンワークショップそのものをテーマにしたジン。さっき何を考えていたかを言葉にしていて、「そんなこと考えていたの!?」。他にも、大河ドラマ、自分の部屋の間取り、製作予定のジン、夏休み、こどものプール、ポストモダン小説、などをテーマにしたジンたち。


中央にジンをおいて、みんなで読み比べ。静寂から一転。わいわい言いながら、褒めあい。「褒めあうっていい。なんかふつうに嬉しい。」「人の頭の中を見ることができたのが面白かった」「レイアウトの技巧を言葉にして聞きたい」「ジンを作る工程を人と共有できたのがおもしろい」「歴史を最初に聞いて、それを意識しながらパーソナルなジンをつくれたのがよかった」などなど。


たった一回、この時、この場所、この人たちとしかありえない、二度と訪れることのない、偶然の美しい場がつくれたように感じています。参加してくださったみなさんありがとうございました。


EAST NINE ZINE CIRCLEは、ジンをつかって、その人からしか出てこない唯一無二の何かを引き出す場にしていきたいです。フェミニズムの「パーソナルイズポリティカル」が響く素敵な経験たち(パーソナルジン)でした。ジンワークショップだけではなく、ジンをからめて毎回いろんな企画をDIYします。ぜひご参加ください。

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